2013年5月22日水曜日

最近のPEG患者さん

基本的にPEGは詰まらなければ何を入れても(もちろん衛生的で消化できるもの)オーケーです。ルールといえば、PEGの使用前後には水を入れてキレイにすること、そして入れる食品はストローで吸える程度の濃度というくらい。昨日話した患者さんは、市販の栄養剤、ジュース、牛乳、市販の缶詰をピューレしたものなどを使ってました。その前に話した患者さんは生卵を溶いてPEGに入れる強者。生卵を食べる習慣の無いアメリカ人医療者は栄養・衛生状態よりも何よりも生ってことにビックリ。クリーティブだわ。

2013年5月11日土曜日

今日の研修医への栄養レクチャーはベストだったかも

月に一度、頑張って続けている研修医へのレクチャー、今日は今まででベストだったと思います。毎回、少しでも興味を引けるように少しずつ教材を修正してますが、昨日大幅に修正したところがよかったのかも・・・。研修医には1年目〜3年目がいますが、3年目のドクターが栄養に関心があって質問をしだすと、他のドクターも質問がしやすくなるみたいです。今日は、質問が多かったおかげでいつもの倍の時間が掛かりました。指導医はその間、待ちぼうけになっていたので、ちょっと機嫌が悪くなってたかも・・・。今日は、声を掛けるチャンスがなかったけれども、次回話す時に長くなってすみません・・・と伝えておきたいと思います(汗)。

ドクターの1人がTPNに入れる栄養素の算出方法をマンツーマンで教えて欲しい、と言ってきました。栄養士としては、なんだか嬉しいことで、「じゃあ来週ね」ということになりました。TPNの算出方法の説明書みたいなのがあったら、それをコピーして使おうと思いましたが、ちょっと見ただけで複雑そうで気が引けそうなものばっかり・・・。なので、自分でTPNの算出方法をステップ毎にタイプしました。私ってなんていい人(笑)!

ドクターがあんまり栄養学を分かりすぎると、栄養士の仕事がなくなるわ・・・なんて、同僚たちとよくふざけて話してます。でも、真面目な話、どんなにドクターが栄養に興味があっても、栄養のアセスメントをする時間や、論文を読んだり、講習を受けて、最新情報をアップしていく時間はないはずです。だから、それでも私たちの立場は大丈夫!

2013年5月8日水曜日

褥瘡と栄養の量

自分で息が出来ない程の超肥満患者さんの場合、褥瘡と栄養の量にはいつもいつも悩みます。褥瘡を恐れてしっかり栄養を投与しすぎて、体重が増えたり、体重を維持すると、患者さんは普通の生活ができません。栄養が不十分すぎで、褥瘡ができると、体が非常に重いので、患者の体位を変えるのも至難のわざです。体の重みで褥瘡リスクも高いので、非常に難しい。腎臓機能をみながら、大量のたんぱく質投与、カロリー少なめにやってみたいと思います。