2012年6月29日金曜日

「PEG(胃瘻)をつけたい」

「PEG(胃瘻)をつけたい」、今日エイズの患者さんが言いました。鼻から管を入れるのは勝手が悪いからPEGの方が良いそう。自分が十分に食べられないって認識されてます。食事は「口から」、「楽しみ」がよく強調されていますが、こちらの医療では(特に回復が期待できる場合)医療の一部として経腸栄養を結構使います。エイズの患者さんも医療発展で寿命がかなり延びているようです。ただ時折ピンチがやってきて治療をうけて回復するという様子を多くみてきました。エイズに限らず、栄養不足だと本人も体もだるく元気がでません。栄養不足は本当に命取りになると実感してますし、回復に掛かる時間を左右します。PEGや経鼻のチューブなどをつけても、誤嚥のリスクさえ高くなければ口からの食事も続けます。コーヒー、フルーツ、アイスクリーム、又は家族や友人からの差し入れ、手料理など、本当に患者さんが食べたいものを食べてもらうという感じです。無理して食べるより併用の方が本人もいいんじゃなかな、、、食べれないのに毎日食べろ食べろ言われるのも辛そうですよね。もちろん回復したらチューブを抜きます。

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