2012年9月19日水曜日

PEG をPEG-Jに変更

私の患者さんにPEG(胃に栄養を入れる)をPEG-J(空腸に栄養を入れる)に変更したいと前々から考えていた患者さんがいました。私のフロアに来るのは3回目。神経系の疾患で、頭を激しくふったり、足や体をとても頻繁にバタバタさせるため、栄養投与後も体位を保つことが難しいです。何度か変な体位になって咳き込んでるのも目撃してます。退院して療養施設に行くためには、保険等の問題から、手足の束縛や24時間監視などを解除する必要があります。私はPEG-Jに変更すれば、肺炎を防げるかもしれない、、と思ったりしますが、もちろん確信はありません。これまでに2回、医師たちに話を持ちかけましたが、特に何も介入しない、、という感じでした。

今週この患者さんを担当しているのは、「将来立派な医師になる!」と指導医たちからちょっと評判の研修医と熱心な医師。今がチャンス思い、「PEG-J はどう?」と話をもちかけてみました。もしかすると効果があまりないかもしれないけど、私としてはリスクとベネフィットを考えると試してみる価値があると思ってます。昨日話して、今日PEG-J決定、明日はオペレーション。いつもの事ですが、自分がプッシュした療法が通ると緊張します。慎重にフォローしたいと思います。

0 件のコメント: