2012年8月5日日曜日

「ソーダが飲みたい」の重み

私が集中治療室での栄養管理で心がけているのは、TPNでも、チューブ栄養でも、ソーダでもジュースでも同じ重みがあると言う事。ソーダやジュースが飲みたいという集中治療室の患者さんにすぐに応えるのは、TPNやチューブ栄養を一生懸命管理するのと同じだと思っています。

昨日のこと、集中治療室のナース二人から「Akiがいない時に、ダイエットレプ(配膳係)の人に電話してソーダが必要だから持ってくるように頼んだら、明日の朝食に付けますって言われたよ」、「分かってないんだよね〜」、「トイレ行きたいって患者が言った時に、明日まで待ってねっていうのと同じだよ」と言われました。ホントにその通り。電話に出れるということはダイエットレプは病院内にいるということ。やろうと思えばできたはず。たかだソーダされどソーダ。生死をさまよい、復活しソーダが飲みたいって言った患者さんの希望は残念ながらかないませんでした。この場合は復活後の話ですが、人生最後のドリンクって場合もあるんです。しかし、最初に飲みたいものがソーダってのはアメリカらしい。。。

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