ASPEN(米国静脈経腸栄養学会)のJPEN の論文によると、TPNの脂質投与によって感染症になる可能性は、脂質投与無しの場合と変わらないとのこと。4000以上の北米でのケースを分析した論文です。脂質を入れるとばい菌とか入ってくるイメージが強いですが(と論文にも書いてあった)、この論文ではそれが否定されました。脂質を投与するか、投与しないか、感染症の観点から集中治療室で議論になることがありますが、感染症の観点からは脂質投与を躊躇しなくてよさそうです。まあ、一つの論文に完全に頼るわけにはもちろんいきませんが。。。こんなのランチタイムに読むなんて私もどんどんオタッキーになってきたわ。でも読みたい論文がどっさり。はぁ。
Bloodstream Infections in Patients Receiving Manufactured Parenteral Nutrition With vs Without Lipids: Is the Use of Lipids Really Deleterious?
PEN J Parenter Enteral Nutr July 2012 36: 421-430
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